男女の更年期と肥満の関係
紅葉も見頃となっておりますが、早くも年末が近づいており、びっくりしております。
師走となり慌ただしい日々が予想されますが、ゆっくり深呼吸をして心穏やかに年末を迎えたいですね。
さて年末年始には楽しいイベントも盛り沢山に、体重の増加も気になる季節かと思います。今回は、更年期にかけての ホルモンバランスが体重に与える影響 について簡単にまとめてみました。
更年期は、女性だけでなく男性にも訪れる「ホルモンの転換期」です。
実はこのホルモンの変化が、太りやすさや脂肪のつき方にも深く関係しています。
女性の更年期と肥満
50歳前後で卵巣機能が低下すると、エストロゲン(女性ホルモン)が急激に減少します。
▼エストロゲンが減ると起きること
- 内臓脂肪が増えやすくなる
- 基礎代謝(寝ていても消費するカロリー)が落ちる
- 血糖・脂質のコントロールが悪化し、肥満・糖尿病のリスクが上昇
- 気分の変動、睡眠の質低下 で過食や間食が増えやすくなる
男性の更年期(LOH症候群)と肥満
男性は40代後半から、ゆるやかにテストステロン(男性ホルモン)が低下します。
▼テストステロンが減ると起きること
- 筋肉量が減って、代謝が下がる
- 内臓脂肪が増えやすい
- 気力低下・抑うつ・疲れやすさから 活動量が落ちる
- さらに肥満がテストステロンを減らす「悪循環」に
男女に共通するポイント
- 性ホルモン低下
- 代謝低下 → 内臓脂肪↑
- 体重増加 → 血糖・脂質異常
- さらにホルモンバランス乱れ
男女共通する対策
食事
- たんぱく質を十分とる
- 発酵食品や野菜で腸の環境を整える
- 砂糖・小麦・アルコールを控えめにする
運動
- 筋肉を増やすトレーニング(特に男性)
- ウォーキングなど続けやすい有酸素運動
睡眠・ストレスケア
- 睡眠をしっかりとる
- 深呼吸や入浴で自律神経を整える
漢方薬
体質や症状に合わせた処方で、ホルモン変化で乱れた体のバランスを整えるサポートができることがあります。
男女ともに更年期の肥満は、「意志が弱いから太る」のではなく、体の仕組みが変わるために起こる現象です。
ホルモンの変化、ストレス、生活習慣が重なり、「頑張っても痩せにくい時期」がどうしてもあるということです。
当院では、患者さん一人ひとりの体質に寄り添ったサポートができればと思っておりますので、お困りの際にはお気軽にご相談いただければと思います。

