メニュー

甲状腺の主な病気

甲状腺疾患は簡単な検査(採血・エコー等)で病態が分かりますので、健康診断で甲状腺の腫れを指摘された場合などご相談ください。

甲状腺の主な病気

バセドウ病

自己免疫疾患の一つで、免疫系が誤って甲状腺を攻撃し、過剰にホルモンを分泌することで発症します。血液検査で甲状腺ホルモンのレベルを測定することで診断を行います。抗甲状腺薬によるホルモンの抑制が基本ですが、放射性ヨード治療、甲状腺を除去する手術を行う治療もあります。また、症状のコントロールのために、心拍数を減少させる薬を使用することもあります。


慢性甲状腺炎(橋本病)

免疫系が自身の甲状腺を攻撃することによって引き起こされる慢性的な炎症状態です。この結果、甲状腺機能低下の症状が現れます。血液検査で甲状腺ホルモンと甲状腺自己抗体のレベルを測定することで診断します。治療は主にホルモン補充療法を使用し、甲状腺ホルモンの不足を補います。定期的な血液検査と診察が必要です。


亜急性甲状腺炎

ウイルス感染が原因で一時的に甲状腺が炎症を起こす疾患です。主な症状は喉の痛み、発熱、疲労感、甲状腺の腫れや痛みです。これらの症状は通常数週間から数ヶ月続きます。症状や血液検査で炎症マーカーや甲状腺ホルモンレベルを確認することで診断します。治療には痛みを和らげるための鎮痛薬や抗炎症薬、症状が重い場合はステロイド薬を使用します。ほとんどの方は回復しますが、まれに甲状腺機能低下が残ることがあります。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME