メニュー

胃がん検診

胃がん検診

胃がん検診の概要

胃がんは、胃の壁の細胞ががん化してできる病気です。初期の段階では自覚症状がほとんどなく、進行してから初めて症状が現れることが多いのが特徴です。しかし、早期に発見し治療を開始できれば、治る可能性が非常に高いがんです。

胃がん検診は、症状がない健康な方が、胃がんを早期に見つけるために受ける検査です。胃がん検診を受けることで、胃がんによる死亡のリスクを減らすことが科学的に証明されています。特に、40歳を過ぎたら定期的に検診を受けることが推奨されています。早期発見・早期治療のためにも、ぜひ胃がん検診をご検討ください。

胃がん検診の種類について

日本で行われている主な胃がん検診には、以下の2種類があります。

  1. 胃部X線検査: 「バリウム検査」とも呼ばれます。発泡剤という白い粉と水を飲み、胃を膨らませた後、造影剤であるバリウムを飲みます。バリウムが胃の壁に付着する様子をX線で撮影し、胃の粘膜(胃の内側の表面)に異常がないかを調べます。体を動かしながら様々な角度から撮影することで、胃の全体を詳しく観察できます。この検査は、胃の形や粘膜のでこぼこなどを把握するのに適しています。

  2. 胃内視鏡検査: 「胃カメラ」とも呼ばれます。細い管状のスコープ(先端にカメラがついているもの)を口または鼻から挿入し、食道、胃、十二指腸(胃のすぐ先にある部分)の粘膜を直接目で見て調べる検査です。疑わしい部分があれば、その場で組織の一部を採取(生検)し、顕微鏡で詳しく調べることができます。これにより、がんであるかどうかを確定診断できる点が大きな特徴です。また、胃炎や潰瘍なども詳細に観察できます。

どちらの検査も一長一短があり、個人の状態やリスクによって推奨される検査が異なります。当院ではどちらの検査も可能ですが、ご自身の状況に合った検査を選ぶためにも、医師とよく相談することをお勧めします。

胃内視鏡検査

内視鏡検査の進め方

当院では内視鏡を鼻から入れた方が、口から入れるよりも嘔吐反射が少なくて楽に検査ができるため、鼻からの内視鏡検査を行っています。

内視鏡の太さは直径5~6mmで、ふつうの内視鏡に比べるとかなり細くなっています。

検査前日

夕食は夜9時までにすませ、お薬はいつものようにお飲み下さい。
お水、お茶は夜12時ごろまでは飲んでも結構です。

検査当日

お食事はしないでいらして下さい。
朝に血圧のお薬を服用している方はいつもどおりにお飲み下さい。

1.検査前の処置

シロップを飲んで胃の中をきれいにして見やすくします。

  • 座ったままで、鼻の麻酔をします。
    • 鼻腔内の粘膜の腫れを抑えるためのスプレーを両鼻にします。
    • 鼻の痛みを抑えるためのスプレーを両鼻に2回します。
    • 状況によっては麻酔を追加することがあります。
  • 仰向けになってのどの麻酔をします。
  • 麻酔にかかる時間は15分ぐらいです。

2. 検査中

  • ベッドに左向きに横になった状態で検査を行います。
  • 検査中は、全身の力を抜いてゆったりした気持ちで受けましょう。
  • 検査時間はだいたい15分ぐらいです。
  • 内視鏡のモニターを見ながら質問したり説明を聞いたりできます。(まれに、鼻が狭くて鼻から内視鏡が入らない場合があり、その時は口から内視鏡を入れて検査をすることができますが言葉をしゃべることはできません。)
  • 診断を確かめるために色素をまいたり組織を採取したりすることがあります。(色素により検査後尿が青くなります。)

3.検査終了後

  • のどの麻酔は30分くらい残っているので、検査直後に食べたり飲んだり、うがいなどはしないでください。
  • 検査終了後はお仕事や普段どおりの生活ができ、お車の運転もできます。また、お水を飲んでむせなければお食事もできます。

<組織を採取した場合>

  • 組織を採取した場合は特別な処理をしてから頭微鏡で見るので、どんな病気であるか結果がでるまでに約1~2週間かかります。
  • 組織を採取した場合、止血と胃の粘膜を保護する作用のあるお薬を処方します。
  • 組織を採取された方は1時間以上経ってのどの麻酔がとれ飲み込む反射が正常に戻ってから、お渡しした液体のお薬を服用後、消化の良いものを食べてください。当日は刺激物、アルコールを避けてください。

当院ではご予約にて胃がん検診を行っております。ご相談、ご質問の際はご連絡ください。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME